はじめに
発売3週間で10万部売れた
『世界一やさしい 問題解決の授業』
世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく
- 作者: 渡辺健介,matsu(マツモト ナオコ)
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2007/06/28
- メディア: 単行本
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元外資系コンサル出身の上司が「100回読め」と言っていた本!
世の中、意外とロジカルに考えられる人が少なくて、
目的と手段を混同したり、問題を深堀することなく打ち手ばかり議論したり、
よくそんな場面を目にします。。。
今でも、たまに読み直すぐらい、ロジカルシンキングのエッセンスが詰まった本で、
20代、30代ビジネスマンにおススメ!
本書では、問題解決キッズと中学生バンドのストーリーに沿って問題解決方法が紹介されています!
以下、要点だけを抜粋。
1限目 問題解決能力を身につけよう
◆自分で考え、行動する。
-問題解決能力は、生まれもった才能ではなく、「癖」
-自分で考え、行動する経験を積み上げていくと、「考え抜く癖」「前向きな姿勢の癖」がつく
◆問題解決キッズは常に具体的な目標を持っている。
-問題を嘆くのではなく、「どうすればよいか」を考え行動に移す。
◆自分の行動と結果から毎回学べば、すごいスピードで進化する。
-Aさんは毎月1%、Cさんは毎月10%で進化する。3年後は?
-Aさんは1.43倍、Cさんは30.91倍。22倍近い差がつく。
◆そもそも問題解決って?
【問題解決の流れ】
①現状の理解
②原因の特定
③打ち手の決定
④実行
◆問題解決キッズは「なぜ解けないのか?」と原因を明らかにする。
-「数学の成績が落ちてきた」
×「もっと勉強の時間を長くしよう」
○「どのタイプの問題が解けない?正負の数?方程式?」
◆原因によって、おのずと打ち手が変わる。
-「方程式を理解してない」→「方程式の勉強時間UP」
-「いつも時間切れ」→「問題集で計算スピードUP」
2限目 問題の原因を見極め打ち手を考える
◆お医者さんのように診断し、治し方を考える。
1.原因を見極める
①原因としてありえるものを洗い出す。
②原因の仮説を立てる。
③どんな分析をするかを考え、情報を集める。
④分析する。
2.打ち手を考える
①打ち手のアイディアを幅広く洗い出す。
②最適な打ち手を選択する。
③実行プランを作成する。
【1ー①】観客が来てくれない原因は??
-そもそも知らない。
-知っていたが、行ってない。
-継続しては行ってない。
【1-②】一番大きな問題は、「そもそも知らない。」では??
-【仮説】20人に1人しか知らないのでは?
-【根拠】何人かにしか声をかけてない
【1ー③】情報収集と分析は、よりよい判断のため
-分析にハマり、目的を見失ってはダメ。
-限られた時間で、最良の判断をするための情報収集・分析を!
【1-④】情報をグループ化、仮説との比較、仮説との違いが生まれた理由を深ぼり
-グループ別の割合は?
【2-①】打ち手のアイディアを幅広く洗い出す
-「分析の木」で、アイディアを出す。
-可能性を否定することなく、すべて出してみる!!
【2ー②】最適な打ち手を選択する
-選択のポイントを絞る!
・今回は「実行しやすいか?」「効果は高いか?」
-2軸マトリクスに打ち手を並べる。
①実行○、効果○の打ち手を選ぶ。
②実行△、効果○の打ち手は得意な人に手伝ってもらう。
【2ー③】実行プランを作成する。
-誰が、いつまでに、何をやるかを決める。
3限目 目標を設定し、達成する方法を決める
◆ひとつの大きな夢を、いくつかの小さな目標に置きかえる。
-大きな夢のために、長期的・短期的な目標を同時に立てる。
【目標達成の段階】
①目標を設定する。
②目標と現状のギャップを明確にする。
③仮説を立てる。
④仮説が正しいかチェックする(情報収集+分析)
◆目標を設定する。
-何を、いつまでに、どうやって、など具体的に立てる。
×「パソコンが欲しい」
○「どうすれば、半年以内に、6万のPCを、お金を貯めて買えるか。」
(個人的にはこの目標のリアリティを深めることが非常に重要だと思う。)
◆プランを立てたらあとは実行するだけ!でもそれが大事!
-目標達成は、「よいプラン」×「しっかり実行」
-実行には、「いつ」「何」など計画が重要!!